バイクのレザーグローブは真冬でも使える?タイチRST441を著者がグリップヒーターと併用して検証レビュー

真冬といえば電熱グローブやウインターグローブが一般的ですが、「グローブの生地が厚くて操作性が落ちるのが気になる…」という方も多いのではないでしょうか?

最近は生地の薄い冬用グローブも登場していますが、夏用グローブやメッシュグローブと比べると、やはり操作性が劣るのが現状です。

さらに電熱グローブは断線や故障のリスクも気になるところ。

そんな中、操作性と防寒性のバランスを追求した「タイチRST441レザーグローブ」を実際に使ってみました!

結論から言うと:

真冬でも気温10℃までは耐えられる

✅ 10℃以下はグリップヒーター併用で対応可能

✅ 5℃以下はグリップヒーターを併用しても厳しい

僕は通勤で毎日使用しているので、11月~12月の体験レビューを詳しくお伝えします。

「真冬でもレザーグローブが使えるのか?」と気になっている方の参考になれば幸いです!

レザーグローブは真冬でも使える?

バイクのレザーグローブは真冬でも使える?タイチRST441を著者がグリップヒーターと併用して検証レビュー

冒頭でもお伝えしましたが、レザーグローブだけで冬のシーズン全てを乗り切るのは難しいです。

しかし、1月や2月の真冬でも、日中に気温が高い日であれば快適に使用できます。

例えば、日帰りツーリングでは、朝晩の冷え込みに備えて電熱グローブやウインターグローブを使い、日中はレザーグローブに切り替えると操作性が良く快適に楽しめます。

ただし、荷物が増えるというデメリットもあります。ツーリングバッグを活用するなど、工夫すれば負担を軽減できるでしょう。

日中だけのツーリングや、気温が高めの日にはレザーグローブがぴったりです!用途に応じた使い分けで快適なバイクライフを楽しめます。

タイチRST441を著者が実際使って検証レビュー

「タイチRST441を使ってみたリアルなレビューをお届けします!」

プロフィール

私は愛知県在住で、通勤にR25を愛用しています。晴れの日も雨の日も、夏も冬も片道25kmを走り抜ける毎日。

まさに、毎日がミニツーリング!

愛知県の方ならおなじみの国道23号線(バイパス)を使って通勤しているので、時には高速道路並みのスピードで走ることもあります(もちろん安全運転で!)。

こうした環境で毎日使用しているので、高速ツーリングをよくする方にも役立つレビューをお届けできると思います!

11月と12月でレザーグローブが使えるか検証

バイクのレザーグローブは真冬でも使える?タイチRST441を著者がグリップヒーターと併用して検証レビュー

ずっと愛用していた電熱グローブが壊れてしまったので、今年の11月に「タイチRST441レザーグローブ」を購入しました。

結論から言うと、11月は問題なく使えます。ただし、12月になると気温が下がるため、夜や早朝は厳しい場合があります。


11月27日の通勤状況

    • 時間帯:17時から18時
    • 気温:12℃
    • 最初の30分:快適に使えた
    • 後半の20分:指先がひんやりしてきたが、我慢は可能
    • 装備:グリップヒーターなし

    12月に入ると寒波が到来し気温が下がりました。そこで、グリップヒーターを併用して使用しました。


    バイクのレザーグローブは真冬でも使える?タイチRST441を著者がグリップヒーターと併用して検証レビュー

    12月2日 朝の出勤

      • 時間帯:6時〜7時
      • 気温:7℃
      • 感想少し寒いが、我慢できるレベル
      • 装備:グリップヒーター

      12月5日 朝の出勤

        • 時間帯:6時〜7時
        • 気温5℃から6℃
        • 感想
          • 手のひら:グリップヒーターで温かい
          • 手の甲:少し寒い
          • 右親指:冷たくて痛みを感じた(握り方の影響かも)
        • 装備:グリップヒーター

          冒頭でもお話ししましたが、5℃が限界です。

          ですが、グリップヒーターと組み合わせることでどれほど快適になるのか、この後詳しくレビューをお伝えします!

          グリップヒーターと併用して

          バイクのレザーグローブは真冬でも使える?タイチRST441を著者がグリップヒーターと併用して検証レビュー

          12月に入ると気温が10℃以下になることが多くなり、グリップヒーター➕レザーグローブで通勤を始めました。

          先ほどもお話ししましたが、5℃が限界です。


          12月7日の通勤状況

            • 時間帯:6時〜7時
            • 気温3℃〜4℃
            • グリップヒーター最大出力でも寒い
            • 感覚
              • 手が痺れるほど寒い
              • 30分でみを感じ、1時間弱が限界
            • 走行状況
              • 高速道路やバイパス:寒さが厳しく走行困難
              • 信号待ち:寒さが回復せず、かじかみそう

            さすがに気温3℃〜4℃では耐えられませんでした。まるで手が凍りつくような寒さで、正直、地獄のような体験でした。

            このことから、氷点下やそれに近い気温では「タイチRST441レザーグローブ」の使用は現実的ではないと感じます。

            そもそも、今回購入した「タイチRST441レザーグローブ」はショートタイプのグローブです。

            バイクのレザーグローブは真冬でも使える?タイチRST441を著者がグリップヒーターと併用して検証レビュー

            そのため、手首まで覆うロングタイプに比べ、防寒性能が劣るのも一因かもしれません。

            ジャケットの手首の裾を絞っても、ショートタイプのグローブだと完全には防げず、隙間から冷気が入ってきてしまいます。

            バイクのレザーグローブは真冬でも使える?タイチRST441を著者がグリップヒーターと併用して検証レビュー

            また、下の画像のように、グローブの手首を締めるベルト部分にも隙間があり、そこから冷気が入り込んでしまいます。

            バイクのレザーグローブは真冬でも使える?タイチRST441を著者がグリップヒーターと併用して検証レビュー

            特に高速道路などの風が強い環境では、この隙間が原因で手首が冷えることがあります。

            また、レザーグローブはウインターグローブとは目的が異なり、防寒性よりも操作性やデザイン性を重視している点も考慮する必要があります。

            レザーグローブの操作性は

            レザーグローブの操作性は、電熱グローブやウインターグローブと比べると明らかに良いです。特に、薄めの作りがクラッチやアクセル操作の感覚を損ないません。

            ただし、初日は革が硬く、クラッチやアクセル操作に少し違和感を感じました。

            さらに、小指が少し痛かったのは、おそらく僕の握り方が原因だと思います。それでも、使用を続ける中で徐々に馴染んできました。

            毎日通勤で使って3週間経過
            バイクのレザーグローブは真冬でも使える?タイチRST441を著者がグリップヒーターと併用して検証レビュー
            毎日通勤で使って3週間、革が馴染んできた様子

            実際、購入から1週間ほどで革が柔らかくなり始め、2週間も経てば違和感なく快適に操作できるようになりました。

            とはいえ、メッシュグローブや夏用グローブと比べると、革特有の硬さを感じる場面もあります。

            それでも、全体的には操作性は非常に良いと感じます。日常使いやツーリングでストレスなく使えるのが魅力のレザーグローブです。

            タイチRST441のサイズ感やフィット感は

            僕はタイチ公式サイトのサイズ表を参考にしてMサイズを購入しました。

            ちなみに僕の手のサイズは、**手囲い23㎝、手長18㎝**です。決して大きい方ではありません。

            バイクのレザーグローブは真冬でも使える?タイチRST441を著者がグリップヒーターと併用して検証レビュー

            実際にグローブをはめてみると、手首部分がややキツく、少しはめにくい印象でした。

            一度はめてしまえば違和感はなく、操作も可能ですが、クラッチ操作やアクセル操作が少し窮屈に感じることもあります。

            指先の余りは約1㎝で、通常時は特に問題ありません。ただし、グーに握ると若干の窮屈さを感じました。それでも、「嫌になるほど」ではなく、十分我慢できる範囲です。

            バイクのレザーグローブは真冬でも使える?タイチRST441を著者がグリップヒーターと併用して検証レビュー

            ジャストフィットのため、脱着は少し手間がかかります。

            ツーリングであれば脱着の頻度が少ないので問題ないですが、買い物などで頻繁に脱着する方は、ワンサイズ上を選ぶのも選択肢かもしれません。

              日本人男性の平均

              • 手囲い
                 日本人男性の平均は約22~24cm。
              • 手長
                 日本人男性の平均は約19~20cm。

              このデーターは国立研究開発法人 産業技術総合研究所を参考にしています。

              僕の手長は日本人男性の平均より少し短めなので、グローブの中で指のポジションが原因で窮屈に感じるのかもしれません。

              特に、グーを握るような動作ではその影響を感じやすいです。

              レザーグローブは環境次第では真冬も使える

              「タイチRST441レザーグローブ」は、そのデザイン性や操作性の良さで多くのライダーから支持を集めています。

              実際に通勤やツーリングで使った体験談をもとに、評判を⭕️・🔺で簡潔に整理しました。


              【防寒性と使用感について】

              ⭕️ 良い点:

              • 気温10℃前後では快適に使用可能(例:11月の日中)。
              • グリップヒーターを併用すれば5℃程度までは対応可能
              • クラッチやアクセルの感覚を損ないにくい操作性の高さ

              🔺 改善が必要な点:

              • 気温5℃以下では寒さを感じやすい
              • ショートタイプで手首部分の防寒性がやや低い
              • 氷点下や強い寒風が吹く環境では使用が厳しい。

              【サイズ感とフィット感について】

              ⭕️ 良い点:

              • 手に馴染むレザー素材で、使うほど操作性が向上。
              • 指先の余りが少なく、ジャストフィット感がある。

              🔺 改善が必要な点:

              • 手首部分がややきつく、脱着が少し手間
              • 頻繁に脱着を行う場合にはワンサイズ上を検討するのが無難

              【操作性について】

              ⭕️ 良い点:

              • 電熱グローブやウインターグローブよりも操作性が良い
              • 革が硬い初期段階でも、数週間で馴染むため快適に使用可能。

              🔺 改善が必要な点:

              • 初めの数日はクラッチやアクセル操作に違和感がある
              • 長時間使用時、小指や手の甲が窮屈に感じる場合あり

              レザーグローブの評判まとめ

              「タイチRST441レザーグローブ」は、防寒性と操作性のバランスを求めるライダーに最適なグローブです。

              真冬の厳しい寒さには不向きな場面もありますが、日中のツーリングや気温の高めな冬の日に使用するのにピッタリです。

              特に、レザー特有の操作性の良さと、使い込むほど馴染む素材感は魅力的。

              一方で、防寒性を重視する場合は電熱グローブやロングタイプのウインターグローブと使い分けると良いでしょう。

              用途や環境に応じた使い方を工夫することで、より快適なライディング体験を楽しめるレザーグローブです。