真冬といえば電熱グローブやウインターグローブが一般的ですが、「グローブの生地が厚くて操作性が落ちるのが気になる…」という方も多いのではないでしょうか?
最近は生地の薄い冬用グローブも登場していますが、夏用グローブやメッシュグローブと比べると、やはり操作性が劣るのが現状です。
さらに電熱グローブは断線や故障のリスクも気になるところ。
僕が「山城のidealID-106」の電熱グローブを4年間使った体験を元に、耐久性・保温性・防水性をレビューします! このグローブは、僕が愛車R25を買った時にショップで見つけて即購入。そこから4つの冬を一緒に乗り越えて …
そんな中、操作性と防寒性のバランスを追求した「タイチRST441レザーグローブ」を実際に使ってみました!
結論から言うと:
✅ 真冬でも気温10℃までは耐えられる
✅ 10℃以下はグリップヒーター併用で対応可能 ✅ 5℃以下はグリップヒーターを併用しても厳しい |
僕は通勤で毎日使用しているので、11月~12月の体験レビューを詳しくお伝えします。
「真冬でもレザーグローブが使えるのか?」と気になっている方の参考になれば幸いです!
バイクグローブ選びで迷っている方に朗報!「タイチRST441ラプターレザーグローブ」は、その上質なデザインと高い機能性で多くのライダーに選ばれています。 特に春秋のライディングに最適とされ、手に馴染む柔らかさと安心のプロ …
レザーグローブは真冬でも使える?
冒頭でもお伝えしましたが、レザーグローブだけで冬のシーズン全てを乗り切るのは難しいです。
しかし、1月や2月の真冬でも、日中に気温が高い日であれば快適に使用できます。
例えば、日帰りツーリングでは、朝晩の冷え込みに備えて電熱グローブやウインターグローブを使い、日中はレザーグローブに切り替えると操作性が良く快適に楽しめます。
ただし、荷物が増えるというデメリットもあります。ツーリングバッグを活用するなど、工夫すれば負担を軽減できるでしょう。
日中だけのツーリングや、気温が高めの日にはレザーグローブがぴったりです!用途に応じた使い分けで快適なバイクライフを楽しめます。
タイチRST441を著者が実際使って検証レビュー
「タイチRST441を使ってみたリアルなレビューをお届けします!」
私は愛知県在住で、通勤にR25を愛用しています。晴れの日も雨の日も、夏も冬も片道25kmを走り抜ける毎日。
まさに、毎日がミニツーリング!
はじめまして、運営者のYochibeといいます。 自己紹介 僕は愛知県に住む50代のバイク好きのおっさんです。家族は妻と長女、次女の4人。 バイクに乗り始めたきっかけは「節約」。2018年に原付(JOG)を新車で購入し、 …
愛知県の方ならおなじみの国道23号線(バイパス)を使って通勤しているので、時には高速道路並みのスピードで走ることもあります(もちろん安全運転で!)。
こうした環境で毎日使用しているので、高速ツーリングをよくする方にも役立つレビューをお届けできると思います!
11月と12月でレザーグローブが使えるか検証
ずっと愛用していた電熱グローブが壊れてしまったので、今年の11月に「タイチRST441レザーグローブ」を購入しました。
結論から言うと、11月は問題なく使えます。ただし、12月になると気温が下がるため、夜や早朝は厳しい場合があります。
11月27日の通勤状況
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12月に入ると寒波が到来し気温が下がりました。そこで、グリップヒーターを併用して使用しました。
12月2日 朝の出勤
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12月5日 朝の出勤
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冒頭でもお話ししましたが、5℃が限界です。
ですが、グリップヒーターと組み合わせることでどれほど快適になるのか、この後詳しくレビューをお伝えします!
グリップヒーターと併用して
12月に入ると気温が10℃以下になることが多くなり、グリップヒーター➕レザーグローブで通勤を始めました。
先ほどもお話ししましたが、5℃が限界です。
12月7日の通勤状況
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さすがに気温3℃〜4℃では耐えられませんでした。まるで手が凍りつくような寒さで、正直、地獄のような体験でした。
このことから、氷点下やそれに近い気温では「タイチRST441レザーグローブ」の使用は現実的ではないと感じます。
そもそも、今回購入した「タイチRST441レザーグローブ」はショートタイプのグローブです。
そのため、手首まで覆うロングタイプに比べ、防寒性能が劣るのも一因かもしれません。
ジャケットの手首の裾を絞っても、ショートタイプのグローブだと完全には防げず、隙間から冷気が入ってきてしまいます。
また、下の画像のように、グローブの手首を締めるベルト部分にも隙間があり、そこから冷気が入り込んでしまいます。
特に高速道路などの風が強い環境では、この隙間が原因で手首が冷えることがあります。
また、レザーグローブはウインターグローブとは目的が異なり、防寒性よりも操作性やデザイン性を重視している点も考慮する必要があります。
レザーグローブの操作性は
レザーグローブの操作性は、電熱グローブやウインターグローブと比べると明らかに良いです。特に、薄めの作りがクラッチやアクセル操作の感覚を損ないません。
ただし、初日は革が硬く、クラッチやアクセル操作に少し違和感を感じました。
さらに、小指が少し痛かったのは、おそらく僕の握り方が原因だと思います。それでも、使用を続ける中で徐々に馴染んできました。
実際、購入から1週間ほどで革が柔らかくなり始め、2週間も経てば違和感なく快適に操作できるようになりました。
とはいえ、メッシュグローブや夏用グローブと比べると、革特有の硬さを感じる場面もあります。
それでも、全体的には操作性は非常に良いと感じます。日常使いやツーリングでストレスなく使えるのが魅力のレザーグローブです。
タイチRST441のサイズ感やフィット感は
僕はタイチ公式サイトのサイズ表を参考にしてMサイズを購入しました。
ちなみに僕の手のサイズは、**手囲い23㎝、手長18㎝**です。決して大きい方ではありません。
実際にグローブをはめてみると、手首部分がややキツく、少しはめにくい印象でした。
一度はめてしまえば違和感はなく、操作も可能ですが、クラッチ操作やアクセル操作が少し窮屈に感じることもあります。
指先の余りは約1㎝で、通常時は特に問題ありません。ただし、グーに握ると若干の窮屈さを感じました。それでも、「嫌になるほど」ではなく、十分我慢できる範囲です。
ジャストフィットのため、脱着は少し手間がかかります。
ツーリングであれば脱着の頻度が少ないので問題ないですが、買い物などで頻繁に脱着する方は、ワンサイズ上を選ぶのも選択肢かもしれません。
日本人男性の平均
このデーターは国立研究開発法人 産業技術総合研究所を参考にしています。 |
僕の手長は日本人男性の平均より少し短めなので、グローブの中で指のポジションが原因で窮屈に感じるのかもしれません。
特に、グーを握るような動作ではその影響を感じやすいです。
レザーグローブは環境次第では真冬も使える
「タイチRST441レザーグローブ」は、そのデザイン性や操作性の良さで多くのライダーから支持を集めています。
実際に通勤やツーリングで使った体験談をもとに、評判を⭕️・🔺で簡潔に整理しました。
【防寒性と使用感について】
⭕️ 良い点:
- 気温10℃前後では快適に使用可能(例:11月の日中)。
- グリップヒーターを併用すれば5℃程度までは対応可能。
- クラッチやアクセルの感覚を損ないにくい操作性の高さ。
🔺 改善が必要な点:
- 気温5℃以下では寒さを感じやすい。
- ショートタイプで手首部分の防寒性がやや低い。
- 氷点下や強い寒風が吹く環境では使用が厳しい。
【サイズ感とフィット感について】
⭕️ 良い点:
- 手に馴染むレザー素材で、使うほど操作性が向上。
- 指先の余りが少なく、ジャストフィット感がある。
🔺 改善が必要な点:
- 手首部分がややきつく、脱着が少し手間。
- 頻繁に脱着を行う場合にはワンサイズ上を検討するのが無難。
【操作性について】
⭕️ 良い点:
- 電熱グローブやウインターグローブよりも操作性が良い。
- 革が硬い初期段階でも、数週間で馴染むため快適に使用可能。
🔺 改善が必要な点:
- 初めの数日はクラッチやアクセル操作に違和感がある。
- 長時間使用時、小指や手の甲が窮屈に感じる場合あり。
レザーグローブの評判まとめ
「タイチRST441レザーグローブ」は、防寒性と操作性のバランスを求めるライダーに最適なグローブです。
真冬の厳しい寒さには不向きな場面もありますが、日中のツーリングや気温の高めな冬の日に使用するのにピッタリです。
特に、レザー特有の操作性の良さと、使い込むほど馴染む素材感は魅力的。
一方で、防寒性を重視する場合は電熱グローブやロングタイプのウインターグローブと使い分けると良いでしょう。
用途や環境に応じた使い方を工夫することで、より快適なライディング体験を楽しめるレザーグローブです。