プロテクター選びって難しいですよね。僕もツーリングの快適さを求めて、いろいろ試してきました。
プロテクターには大きく分けて2種類があります。アウターに内蔵されたタイプと、インナーにつけるタイプです。
今回レビューするのは、コミネの肘膝プロテクター(SK-824&SK-825)について。
結論からお伝えすると、
✅ インナープロテクターを直に長時間使うと炎症が起きた
✅ インナーの上から使うとズレやすい(サイズが合っていない可能性あり) |
という結果になりました。
特に炎症は、インナーを着用せずに直接使ったのが原因かもしれません。また、ズレについてはサイズの選び方に問題があったのかも。
今回は、長時間のツーリングで実際に起きたトラブルや炎症の状態を詳しくご紹介します!
さらに、デメリットだけでなく、このプロテクターの使いやすさやメリットについても触れています。
僕の体験が、これからプロテクターを選ぶ方の参考になれば幸いです!
コミネ肘膝プロテクターを長時間使ったら炎症した話
去年の5月、琵琶湖一周ツーリングに出かけたときのこと。まさかプロテクターが原因で肌に炎症が起こるとは思ってもいませんでした。
普通なら薄いインナーの上からプロテクターを着けるものですが、インナーの上からだとズレるのが気になり、肌に直に装着してしまったんです。
この「ズレる理由」については後ほど説明します。
ツーリング開始!愛知から琵琶湖一周へ
自宅でプロテクターを装着して、いざ出発!
当日は朝6時、愛知県の大高緑地で仲間と集合して琵琶湖へ。
高速道路を走り、彦根城、黒壁スクエアを巡り、つづら尾崎展望台へ。
そして腹ごしらえにそばを食べた後、白鬚神社 湖中大鳥居や浮御堂など、琵琶湖の名所を順番に周りました。
ツーリングを始めて約6時間後、つづら尾崎展望台を出て白鬚神社へ向かう途中、プロテクターのゴム部分がヒリヒリし始めました。
しかし、インナープロテクターは服の内側に装着しているため、ツーリング中に確認するのは面倒。結局、そのまま我慢して続行しました。
自宅で発覚した肌の炎症
夜9時、自宅に帰りプロテクターを外すと、ゴムが当たっていた部分が赤く炎症を起こしており、所々水膨れまでできていました。
肘や膝といった動きの多い箇所は、バイク操作による摩擦で悪化していたようです。
特に左膝はひどかった!
ギヤなど頻繁に使うからだと思います。
さらに5月という季節柄、蒸れも影響したのかもしれません。
この炎症が完全に治るまで約1週間かかり、その間はお風呂に入るのも痛くて辛かったです(泣)。
反省と今後の対策
今回の体験で学んだのは、「インナーの上からプロテクターを着ける重要性」と「装備の選び方」です。
今後は長時間のツーリング時には以下の対応をしようと決めました!
- 薄いインナーの上からプロテクターを装着する
- ジャケットやパンツにプロテクターが内蔵された装備を選ぶ
合計15時間もの間、肌に直に装着していたことで炎症を引き起こした今回の出来事。普通に考えれば防げたことかもしれませんが、ズレるのが嫌で直装着を選んでしまった結果でした。
皆さんも同じ失敗をしないよう、ぜひ参考にしてください!
ツーリングで感じたメリット&デメリット
コミネのプロテクター『SK-824&SK-825』を数年使ってみて感じた、メリットやデメリットを詳しくまとめました。
私服やお気に入りジャケットと合わせやすい!
一つ目のメリットは、私服や好きなジャケットと合わせやすいことです。
今回紹介するのは肘や膝用ですが、胸部、背中、肩など、すべてインナープロテクターにすることで、私服や好きなジャケットに合わせることができます。
僕の場合、通勤や街乗りがメインです。もちろん休日にはツーリングにも行きますが、どちらかというと買い物や街乗りが多いです。
そのため、簡易型のインナープロテクターを私服に合わせることが多いですね。
一方で、僕の友達は日帰りツーリングがメイン。彼は色々なメーカーのジャケットを持っていますが、別売りプロテクターが必要なジャケットも多いようです。それだとコスパが悪いので、彼はインナープロテクターを愛用しています。
私服やお気に入りのジャケットと気軽に組み合わせられるのは、インナープロテクターの大きなメリットですね。
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洗濯が楽チン!手間いらずで便利
インナータイプ、特に肘や膝は洗濯がラクです。
インナーなので汗をかきやすいのは避けられません。真夏はもちろん、真冬でも着込んだり電熱系を使うと汗をかくことがあります。
衛生上良くないので、僕は頻繁に洗濯しています。
内蔵タイプの場合、プロテクターを外す手間がかかり、洗濯が大変です。
一方、インナータイプはプロテクターがすぐ外せるので、洗濯がラクで手間がかかりません。この点が僕にとって大きなメリットです!
インナータイプは装着に少し手間がかかる
次にデメリットです。
メリットがあれば、当然デメリットもあります。
プロテクター内蔵のジャケットやライディングパンツは、さっと着られてラクですが、インナータイプには装着が面倒になるというデメリットがあります。
僕の場合、買い物や街乗りではインナープロテクターを着用し、通勤や日帰りツーリングではプロテクター内蔵のジャケットやライディングパンツを使用しています。
このようにシーンに合わせて使い分けることで、それぞれの良さを活かせています!
直接肌に装着すると炎症起こす
先ほどもお話ししましたが、直接肌に装着すると、炎症や水ぶくれができる可能性があります。
僕の場合、短時間(2〜3時間)の買い物や街乗りくらいなら直接装着することもあります。
ただし、真夏の汗をかく時期や一日中使用する場合は、炎症が起きやすいので注意が必要です。
そのため、薄手のインナーを着用するのが無難ですね。これで肌への負担を減らしつつ、快適に過ごせると思います。
インナーの上からつけるとズレやすい……
僕はインナーの上から『SK-824&SK-825』を装着したらズレてしまいました。
特に肘の部分が気になり、運転中に下がるような感覚がありました。
サイズは「フリー」しかなく、僕の腕は標準より細いみたいです。腹回りはしっかり育っていますが(笑)。
また、インナー自体が滑りやすい生地だったことも影響しているかもしれません。
この2つの条件が重なって、さらにズレが気になる結果になったのだと思います!
コミネ肘膝プロテクター|SK-824&SK-825【まとめ】
『コミネ SK-824&SK-825』は、私服やお気に入りのジャケットと組み合わせやすく、洗濯が楽という大きなメリットがあります。
一方で、以下のようなデメリットも明らかになりました。
- 直接肌に装着すると炎症や水ぶくれが発生するリスク
- インナーの上から装着するとズレやすい場合がある
- 装着時にやや手間がかかる
今回の経験を通じて、プロテクターは薄手のインナーを着用して肌を保護することが重要であると学びました。
また、プロテクター内蔵タイプとインナータイプをシーンに応じて使い分けることで、快適性と安全性を両立できると感じました。
これからプロテクターを選ぶ方は、肌への負担を考慮し、自分に合ったサイズや装着方法を試してみてください!
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