4年間使用してわかった!タイチの「マトリックス オーバーパンツRSY547」のリアルな感想をまとめました。
このオーバーパンツはインナーを重ね着すれば真冬でも快適に使える優れもの。
通勤で毎日使った筆者の視点から、以下のポイントを詳しく解説します。
✅ サイズ感:真冬のインナー使用ならワンサイズ上がおすすめ
✅ 防寒性:電熱インナーでさらに快適 ✅ 耐久性:防水性と耐久性は抜群! ✅ デメリット:トイレ時に少し手間がかかる |
現行モデル「RSY553」とも大きな違いはないと思いますので、購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください!
タイチ|オーバーパンツを4年使った感想
僕は原付での通勤時代、インナーと制服だけでなんとか冬をしのいでいました。寒波が来た時はレインコートを羽織ればOK。
15分程度の通勤なら、正直それで十分だったんです。
でも、R25を手に入れてから話は一変。冬の寒風や長距離ツーリングでは、これまでの装備では到底太刀打ちできませんでした。
「もっと快適に冬を乗り越えたい」
と思い、ショップで試着したのがタイチの「マトリックス オーバーパンツ RSY547」。
防風性と保温性に優れたこのアイテムを、実際に4年間使い込んでわかったことをレビューします!
これからの冬のバイクライフを変えたいと思っているあなたに、ぜひ読んでほしい内容です。
サイズ感:インナーにはワンサイズ上!
R25を買ってすぐのウインターパンツ。通勤&ツーリングで季節も幅広く使おうと、タイチの「マトリックス オーバーパンツ RSY547」を選びました。
当時のスタッフさんの話では、
「タイチの『マトリックス オーバーパンツ RSY547』は防風タイプで、インナーを履けば真冬でも使えます。 11月〜4月の下旬までは使えますよ」 |
とアドバイスされました。まだバイクに乗り始めたばかりだった僕は、「季節も幅広く使えるならいいか」と思い購入しました。
僕のスペックは、身長169cm、体重66kgです。サイズはBMを選びました。
当時はインナーを履かずに丁度いい感じでした。ウエストにも手のひらが入る程度の余裕があり、薄いインナーなら大丈夫だろうと思い、このサイズにしました。
裾の長さは、ライディングシューズを履くとちょうど良い感じです。特に雨の日の走行や水たまりを通過しても、足元が濡れずにすむのでとても助かります。
当時の職場は更衣室が職場の近くにあり環境が整っていたため、真冬でもインナー➕タイチの「マトリックス オーバーパンツ RSY547」で快適に通勤できました。
しかし、それから月日が流れ、去年から職場が変わりました。
今の職場は更衣室が職場から離れていて環境が悪く、更衣室の利用ができない状況に……。
そのため、現在は真冬はインナー➕会社の制服➕タイチの「マトリックス オーバーパンツ RSY547」で通勤しています。
もともと着替える前提で買ったため、会社の制服を履くとパンパンになり、動きにくい!
しかも、バイクにまたがる時はキツくて気になります。
さらに、最近太り始めて(特に腹回り……)制服を履くと腹回りがしんどい(悲)。
「もう少し後のことも先読みして買えば良かったな」と正直感じています。
結論として、サイズ選びは失敗だったと思います。
そのため、インナーを履くなら、ワンサイズ上を選んだ方が良いと感じました。
サイズ感は個人差があるので、あくまでも参考程度にしてください。
真冬は普通のインナーが寒い!電熱で保温対策を
僕は普段、電熱のインナーは使っていません。正直、通勤がメインなので、1時間以内の移動なら電熱を用意するのが面倒で、普通のインナーで十分だからです。
今の職場までの通勤時間は約50分(渋滞も含めて)。残業などでラッシュ時を避けられると、40分以内で帰ることもあります。
そのため、通勤では電熱インナーを使わず、普通のインナーで対応しています。
ただし、ツーリングは別!
真冬の休日にツーリングメンバーや友達と日帰りや長時間のツーリングをする時は、電熱インナーを使用します。
特に高速道路や日が沈む時間帯は、急に冷え込み、1時間を過ぎると寒さを強く感じるからです。
特に氷点下近くの気温では、普通のインナーだけでは快適とは言えません。少しでも寒さを和らげるために、電熱インナーがおすすめです。
一方で、気温が5℃以上であれば、防風性がしっかりした装備のおかげで、普通のインナーでも十分に快適に過ごせました。
防水性は抜群!雨天走行でも安心
タイチの「マトリックス オーバーパンツ RSY547」は防水性が抜群です。
繰り返しになりますが、僕はR25で毎日通勤しています。
晴れの日も、雨の日も、気分が落ち込んでいる日も、ひたすらR25で通勤。
そんな僕なので、結構な確率で雨に遭遇します。もちろん、真冬の雨やみぞれも避けられません。
それでも、このオーバーパンツのおかげで、結構なゲリラ豪雨でも雨の侵入をしっかり防げます。浸透も全くありません。
1時間の通勤なら問題なく耐えられるレベルです。もっとも、1時間も豪雨が続くことは少ないですが(笑)
ただし、逆に気になるのは、首元やライディングシューズ、手首からの雨の侵入です。どんなに防水性が高くても、これらの部分が濡れると快適さが損なわれることも。
バイク用ランディングシューズの「耐久性」や「防水性」について、気になったことはありませんか? ネットでも「どれくらい持つの?」といった疑問がよく検索されていますよね。 実は、僕自身も同じ疑問を抱きながら、タイチのライディ …
でも、裏を返せば、それだけタイチの「マトリックス オーバーパンツ RSY547」の防水性が優れているということ。
雨の通勤やツーリングで大活躍しています。
現行モデルの『RSY553』も、防水性は同じくらい高いと思います。もしかすると、それ以上の性能が期待できるかもしれません。
トイレが使いにくい?チャック構造に注意!
タイチの「マトリックス オーバーパンツ RSY547」は、前部ジッパーが全開しない構造になっています。
これはおそらく防水性を高めるために、フラップ式の前立てを採用しているためだと思います。
そもそも、ライディングパンツはバイク用に設計されているので、トイレの際に不便に感じることがあるのは仕方ありません。
僕もタイチ以外のメーカーのパンツを使用したことがありますが、メッシュや冬用オーバーパンツでも、普段着と比べると使い勝手に劣る部分があるのは事実です。
そのため、「マトリックス オーバーパンツ RSY547」を購入する際は、前部ジッパーが全開しない点に注意が必要です。
ただ、僕の場合は通勤での使用がメインなので、少しでも防水性を高められるなら、この構造は我慢できる範囲です
4年使った耐久性は壊れない!
最後に、4年使った感想ですが、壊れません!
さすがRSタイチ製。ジッパーのないシンプルな構造なので、壊れようがないと言っても過言ではありません。
僕は月に2回ほど洗濯しています。
一応手洗いを推奨されていますが、ネットに入れて洗濯機で普通の洗剤を使って回しています。それでも、全く問題ありません!
さらに、専用のハンガーがあるので、洗濯後も干しやすいです。しかも、ハンガーも壊れません!
ちなみに、僕はタイチのバックパックも愛用していますが、これも憎いほど壊れません。
正直、そろそろ壊れてくれないと新しいものが買えなくて困るくらいです(笑)。(妻の顔を気にしながら新しいバックパックを買うのはなかなか難しい……)
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ということで、耐久性は抜群です!
長く使えるアイテムを探している方には、本当におすすめです。
オーバーパンツを4年使ったレビューまとめ
タイチの「マトリックス オーバーパンツ RSY547」は、防風性・防水性・耐久性の三拍子が揃ったアイテムです。
筆者が実際に通勤やツーリングで4年間使用した感想をもとに、以下のポイントをまとめました。
✅ 主な特徴
- 防寒性:気温5℃以上なら普通のインナーでも快適。寒冷地や高速走行には電熱インナーがおすすめ。
- 防水性:ゲリラ豪雨でも雨の侵入を防ぐ優れた性能。
- 耐久性:4年間の使用でも壊れない安心感。
- サイズ感:真冬にインナーを重ねるならワンサイズ上がベター。
現行モデル「RSY553」もほぼ同等、もしくはそれ以上の性能が期待できます。
長く使えるオーバーパンツを探している方には間違いなくおすすめの一品です!